仔犬のサダメ
そういえば、どうなったんだろう?
と、時々思い出すのは、一時期おサンポで顔を合わせては去っていくあのコ達です。
みなさんの周りにも、きっといるんじゃないでしょうか?
盲導犬候補生の、ボランティアの方々のお家で暮らしている、仔犬達。
盲導犬の育成に携わる団体はいくつかあるそうですが、関西盲導犬協会(シエ子宅は大阪なので)、アイメイト、ライトハウス、など、だいたいこの三つのどれかに所属するコにまんべんなく会ったことがあります。
みんなほとんど、
「このコは多分、(盲導犬になるのは)難しいね~、って言われてるんです
」
とボランティア家族の方がおっしゃっていました。
「ひょっとしたら(なれるんじゃないか)、って言われてるんです
」
とうかがったのは、一頭、一度きりです。
みんな、すごくイイコなのに
。
シエラとは比べものにならないくらい
。
一番覚えているのは、やたらと愛嬌のあった黒ラブちゃん。
でも、盲導犬には、愛嬌ってそんなにいらないんでしょうね
。
どれくらい“狭き門”なの! 盲導犬。
私が名前を覚えて、何度も顔を合わせても、いずれ去って行くのがサダメの仔犬達でした。
ボランティアのお家のご家族方は、一番ややこしくて、成長にワクワクする盛りの時期を一緒に過ごして、一体どれくらいそのコの将来の幸福を願うのでしょう。
きっと、どうせお別れさせられるなら、立派な盲導犬になってほしいことでしょうね。
でも、“狭き門”・・・。
結局あのコ達がどうなったのか、私が知るよしはありません。
クイールは超有名ですが、「クイール」に劣らないドラマが、きっと候補生の一頭、一頭のコ達にもあるはずです。
あるオーナーさんの素朴な疑問が、私にもずっとひっかかっています。
「盲導犬はタダだけど、介助犬とか、聴導犬はお金がかかるってホントなの?
どうして?
障害があるのは同じなのに、アレはタダ、こっちは何十万、何百万って、そんなの不公平じゃないの?」
年輩の男性で、心が純粋な方でした。
どうして・・・?
って聞かれても・・・。
理由が分かるような、分からないような、ですよね。
普及に携わる団体の知名度とかでしょうか、とか何とか、お茶を濁してしまいました。
ヘタレなので、世の中の仕組みとか、大きい話は苦手です。
モンド、すでに気持ち大きくなりました。
よちよち仔犬歩きですが、アゴ広し、肩がっちり、足でかし!
すっかり、
「お兄ちゃん」
と呼ばれるようになった先住犬の“中尾彬”氏。
たわむれる兄弟の姿が、ほほえましいような、スゴイような
。
モンドと遊ぶお父さんを、一歩引いて見ている「お兄ちゃん」の背中がどことなーくさみしそうで、思いっきりよしよししました
。
このところ、公園はモンドかわいいでもちきりです。
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