シエラおばあちゃんの病気のこと 3
またもやグッタリな話題ですが、もう一回だけお付き合いください。(つまんないな~、と思ったらどんどんとばして下さいネ
)
シ「またたいくつなはなしなの~?」
ば「お嬢様の大事なお体のことでございますよ」
AIHA(自己免疫性溶血性貧血)という病気は、もちろん人間にもあって、時には死に至る病です。免疫がどんどん血液をこわしてしまうという病気です。
「戦うな免疫!」です。
犬の場合の治療で、特に人間と違って大変なのは、輸血ではないでしょうか。
シエラは輸血することはありませんでしたが、オーナーにとって治療にかかる経済負担はかなりなものとなるでしょう。「えらいことになってしまった飼い主さんがいる」という話だけ聞いたことがあります。それに輸血血液の確保もとても困難です。
罹ったり治ったりする病気ではないみたいなのですが、シエラの場合は免疫の異常からおこる色々な症状の内の一つで一過性のものだったようです。でも、またなるかも知れません。
ステロイドに非常に反応しやすい体質であることは、シエラにとって(もちろんばあやにも)すっごくラッキーなことでした。AIHAにしろ、リンパ腫(病理組織検査の結果、シエラはリンパ腫ではありませんでした)にしろ、免疫介在性の湿疹にしろ、ステロイドによる治療はスタンダードなものらしく、これで奏効しなければ、シエラの場合次の段階は本格的な免疫抑制剤使用ということになります。
ステロイドはまったく魔法のおくすりです。しっぺ返し(副作用)が恐ろしいところまでまったく魔法です
。でも、あくまでも“おくすり”なので、何よりお医者さんとよく相談しながら気をつけて付き合っていくことが大事なのだと思います。
なかなか病気が特定できず、シエラはたくさんの検査をしました。血液検査はいうまでもなく、湿疹の組織の顕微鏡検査は数知れず、病理検査は三回、見込み投薬も(リスクのないものだけ)おこないました。でもどれも手ごたえがなく、空振りに終わり、結果より過程が大事みたいなことになりました。とりあえずでおこなったアレルギー検査に見事多数ヒットした時は、いいことじゃないのに手ごたえがうれしくて、「やった!」とよろこんでしまいました。
シエラが何かわからない病気で死んでしまいそうだった時、私はたくさんの人やワンコ達に励ましてもらってやっと頑張れました。
H緑地公園で「犬使いのお姉さん」と呼ばれるHちゃん(6頭のワンコのオーナーでした。今は5頭です)には、私の運転する車に同乗していただくという、体をはったご助力もいただきました。Hちゃんは後部座席でボロボロのシエラをずっとなでていてくれました。一生忘れません。
当時の同僚達や、公園のお散歩友達、その他の友人達がたくさん「シエラがんばれ!シエ子がんばれ!」と言ってくれました。そんな皆様方の念力が縒り合わさってシエラはここまで回復できた気がします。ありがたいことです。シエラお嬢様は本当にお幸せです。実はばあやの人徳がその念力を呼び寄せたのだとも思います。いえ
、シエラお嬢様を大事にするなら、身近な人やワンコ達も大事にしておくものだということでございます
。
Hちゃんのご主人がおっしゃいました。
「犬はみんな賢いねんで。バカなんは飼い主や」
名言でございます。
バカはバカでも、せめてみんなに仲良くしてもらえる一人と一頭でいないといけないな、と思っています。
愛犬の老いは切ないものですが、老いることのないままのお別れはもっと切ないものだと身に染みました。老いてゆくシエラ老嬢様を見守ってゆけることは、ばあやには至福なのでございます。
老犬、病犬オーナーの皆様、一緒に老犬、病犬オーナーライフを楽しみましょう
必要なら、今度は私が念力を惜しみなく送りたいと思います。
次からはのんび~りしみったれ~に参ります。
注): 病気についてはあくまでも私の解釈です。ご相談は必ず獣医さんへ。
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